COLUMN > LEARNING JOURNEY

私の学びの物語 Malla's Journey

Mallaは大学でソーシャルサービスを専攻し乳幼児教育学と福祉学を学び、卒業後はフィンランドタンペレ市のプレイグループ施設で地域の親子へアートを通じた学びのサービスを行っています。

私について

こんにちは、マチルダです(皆からはマッラと呼ばれています)。フィンランドのハメ大学で乳幼児教育と福祉を中心に学ぶソーシャルサービスを専攻し、2017年に卒業後はタンペレという街にあるヘンネリン・プレイグループクラブで、アートを通した様々な活動を親子へ提供する仕事をしています。きっかけは、2013年6月タンペレ・アートオリエンテッド高等学校を卒業した後のギャップイヤーでの経験でした。自分は将来何がしたいのか、どのような人になりたいのかを考え見つけるための1年間で様々な職業を体験したのですが、保育園で働いているうちに、子どもたちと一緒に過ごし子育て家庭の力になりたい、親たちが生活の中で感じている問題を解決したいという思いが生まれ、その矢先にソーシャルサービスを学ぶプログラムがあることを知りすぐに願書を提出しました。そして翌年ハメ大学へ通い始め学士を取得したのです。大学卒業前には児童福祉施設で3ヶ月間就労し、卒業後は私立幼稚園で教員の仕事をしていました。働いて1年が経とうとした時にヘンネリンで教員の求人があることを知り申し込んだのです。ここで働くことが決まった時はもう嬉しくてとても興奮していました。

私にとって仕事とは何か

私はアートが大好きで3歳の頃からダンスをしています。クラシックピアノも10年習い、絵を描くことも好きです。今もダンスは続けており「イッツ・オール・イン・ジャズ」というグループに所属し自分たちでショーを開催、コンテストへ参加もしています。ヘンネリンでは、こういった私のスキル(ダンズや楽器演奏、クラフト)を日々の仕事で活かすことができます。それは仕事や私自身へも活力を与え、アートが子どもたちの成長をどのように手助けするのかを深く知ることへも繋がります。働くことは経済的な理由もありますが、楽しくなければいけないと思います。「これが私の仕事、ここが私の働く場所なんだ」と感じることが大事ではないでしょうか。お金を稼ぐためだけに働くと疲れやストレスを感じるでしょうし、時には悲しくなってしまうはずです。一日の中で働く時間は大きな割合を占めますから、意味のあることを行うべきだと思うのです。

私にとっての学びの目的

私は常に「今をより良くしたい」と思っています。例えば目の前のことに対しても「なぜこのような方法でやっているのだろう…?」ということを考えたり、その理由が知りたくなるのです。このように考えることは、人が新しいことに対してオープンな気持ちでいることや、人生の途中で新たな冒険の旅へ踏み出そうとする時に役立ちます。私は夢を追い続けるために学び続けています。夢の実現に向けて学ぶ過程で他の人の人生に対する考え方や意見を聞いたりすると、自分の描いていた夢が変化することもありますが、人は変化する生き物ですし前に進んでいきますから、それは普通なことです。夢を追い続けることで気持ちも若くフレッシュでいられるし、人生が楽しいものであり続けるのではないでしょうか。
自分の仕事を定期的に振り返ることも必要です。同じ職場で同じ仕事を20年間続けて「このやり方でいつもやってきたから」という人たちがいますが、彼らが見ている景色は限定的で、自分たちのいる世界が変化してることや他により良い方法があるかも知れないことに気づいていません。そういう人達の中には仕事に不満を持ち退屈している人が大勢いますが、仕事に幸福感や胸踊るような気持ちを感じられなくなってしまっているのですよね。20年後の自分を想像した時に、そういう人にだけはなりたくないなと思います。

私は学びを通して多くを成し遂げたことに気づいた時、もっと自分をバージョンアップしたいという気持ちになります。自分が学ぶことと同じくらい学びから得たことを教えるのも好きなので、自分の学びを他の誰かに説明して共有することが楽しくてたまりません。世界の美しさを知ることにも面白さを感じます。学ぶということは、自分が嫌だなと思うことを含め様々な情報を知ることにもなりますが、違う視点や側面から見る大切さに気づくと、この世の中や私の人生にはなんて良いことが多くあるのだろうと思うはずです。学び自体は楽しい行為で、自分で本を読んだり教授の講義を聞くだけではなく、You tubeやポッドキャスト、ソーシャルメディアからも学ぶことができます。でもそのためにはメディア・リテラシーを身に着けておくことが必要不可欠です。そうすれば、学ぶ度に違う見方も出来るようになります。人は変わるものだということを覚えておく必要もあるのではないでしょうか。人は前に進むにつれて今とは違うものに価値を置くこともあります。私も今の仕事は好きですが、将来また別の道に進むかも知れません。​時々、自分の学びにどれだけの時間を費やすのだろうと考えることがあります。読書をしたり講義へ参加したりする時間がいつも十分に取れるわけではありませんし、空いている時間には家のこともしなければなりません。でも例えばバスでの移動中にポッドキャストを聞き、家で選択をしている間にYou tubeや興味のある人のソーシャルメディアを見ることも出来ますから、少しの空き時間を活用することが大切だと思います。新しいことを学ぶ時間やエネルギーをつくることも難しいですが、周囲の様々な意見から自分が信じるものを選択することも相当難しいことです。自分自身の感情や心の声を聞き選択をするというのは、なかなか出来ることではありません。

学びと人生のデザイン

私はいつも仕事に活用できることを学んだ時はすぐに実践に移します。それが上手くいくことも、そうでないこともありますが、それはそれで良いと思っています。何かを学び、それを実践し、次は別の方法を試す、それが大切なことなのではないでしょうか。学びは日常の中に落ちていると思うのです。私もヘンネリンを訪れる親たちとの会話から多くのことを学んでいるように、人は日々の生活から学ぶことができます。世の中の変化は止まらず、人は自分や自身がいる環境について学び続けている状況です。だから、何か新しいことを始める時に準備を万全にして臨むことは難しく、あくまで変化に合わせて自分たちも変わっていくことが必要です。変化しないということはグルグルと円の中を回っているようなもので、気がついた時には出発地点に戻っていた、ということにもなりかねません。自分の仕事にワクワクせずに毎日が同じ繰り返しだと感じてしまうと退屈になり疲れてしまうので、そうならないよう学び続け、自身を成長させなければなりません。大切なのは、学びは自分を前進させるためにあるということです。また、世界で起きていることを良く知ることで社会に対して何かアクションを起こせます。私は「自分はどうやってここに辿り着いたのか」と時折立ち止まり自分の人生について振り返ります。今まで成し遂げてきたことを誇りに思い、幸せを感じ、感謝をし、これからの長い人生で起こりうるであろう素晴らしいことへ思いを馳せます。自分の心は未来へ開いており、私はその未来に向かって進むだけです。自分自身が幸せになり、その幸せを周りの人に分け与えながら、これからの人生も生きていきたいと思います。

全ての仲間たちへ

私は今こうやって好きな仕事ができる機会があり本当に幸せです。皆さんも夢を追い続けて下さい。新しいことに挑戦する。それはより良い仕事を求めて転職したり、何かを学ぶためだと思います。その時に上手く行かないことを心配しすぎず、前へジャンプをしてみて下さい。
自分の想像を超えた良いことが起こるかも知れません。あとは自分のゴールを見失わないように。もし追いかけたい夢があるなら、それに向かって進むのみです。新しいことをするのに遅すぎることなんてないですから。自分の夢を信じて。
私の物語が、誰かの人生の変化へ勇気を与えることになれば嬉しいです。大きなものを抱いて夢を追いかけてください。人生は一度きりだから。

関連するストーリー